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MUSIC MAN 65 + 115RH


生まれて初めて買った(ベース)アンプは、レオ・フェンダーフェンダー社を売却後に興した会社ミュージックマン(現在はアーニーボールの傘下)のアンプです。

もちろん新品ではなく、ミュージシャンの方が使っていた物を中古で購入したのです。本当はフェンダーの銀パネのベースマンが欲しかったのです。ビートルズがアップル社の屋上で演奏するときに使われたり、ポール・マッカートニー&ウイングスの初期のライブで使われていたあれです。ポールが・・・と言いたいのですが、イエスのクリス・スクワイアがフェンダーの銀パネベースマンをステレオ(といってもオーディオのステレオではなく、ブリッジ側のピックアップとネック側のピックアップを別々に出力し、アンプの二つのチャンネルにそれぞれの音をいれる)で使っていたので、それをまねしたかったのです。でもフェンダーは高価でなかなか入手できるものでなかったので、同じレオ・フェンダーが設計したのだからほぼ一緒だろと大きな勘違いの元、購入したものです。プリアンプはFETを使い、出力は真空管のハイブリッド回路で、音の傾向は全く違いました。でも、ステレオ入力で使えたり、エレキベースコントラバスを別のチャンネルで使えるので便利でした。

フェンダー社の様にアンプにそれぞれ名前があるのではなく、型番なのがわかりやすいです。65W出力のアンプだから「65」。15インチ1発マウント、バックロードフォーンなので「115RH」です。アンプは改造してアレンビックのプリ(フェンダーの回路をコピーしたもの)をつなぎ、プリも真空管アンプになりました。

立てかけてあるベースをステレオ出力に改造し、マエストロ社のワウをはじめ多くのストンプボックスをつないで、クリス・スクワイアのギンギンサウンド(ほとんど低音ない)を出しておりました。
でもマエストロ社のベースブラスマスターという名前のFUZZが手に入らず、気持ちもだんだん、ギンギンよりボンボン、モコモコの方がベースだよねとなってアンペグ社のB-15を探して買うぞとなって売却してしまいました。ベースの出力も元に戻しました。売るときは2万円かな、それなら置いていてもよかったような、でも場所とるし・・・。それ以上にこんな重たいアンプを動かしたくないお年頃になってきました。