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中途半端なCDシングル

家を片付けていたら出てきましたCDシングル。
COMPACT DISC」のロゴが入っているから、一応レッドブックにのっている規格には間違いない。しかしレコードからフォーマットが変わったのに、レコードの影響を受けすぎているというかなんというか、取り扱いがややこしいんだよなこの大きさ。

  • LP盤(12インチか10インチ33 1/3RPM)の代わりが5インチCD
  • EP盤(大きさはドーナツ盤と同じ大きさで穴はLP盤と同じ、回転数も33 1/3RPM)の代わりが5インチのマキシシングル
  • シングル盤(ドーナツ盤 穴が大きいのはジュークボック対応のため 45RPM)の代わりがこのCDシングル

こいつかからないCDプレイヤーもあったし、アダプタ付けないといけないプレイヤーもあった。本来はケースを半分に折るのだけれど、だれも折らないので、紙のジャケットも半分に折って使うデザインから、折らないデザインになっていった。プラスチックのケースまで出たが、歌詞カードがあると入らない。で、縦長のCDシングル用ようのビニール袋まで出ていた。
SP盤は片面3分ほどしか入らない、それでポップスは1曲3分程度の長さになった。そのSP盤6枚を束ねると12曲のアルバム(見た目が写真のアルバムの様だから)となった。LPになって片面6曲、両面で12曲だってはいる。そこでレコード1枚しかないけれどアルバムという言葉だけ残ったとのこと。
でもなぁ、アナログからデジタルに移行したわけだから頭切り替えても良かったかもしれませんね。デジタルデータなら普通簡単にコピーできるのに、CDはリッピングという方法を使わないとPCにデータが取り込めない。ほんと過渡期のデジタルなのでしょうね。それにこのCDシングルほんま過渡期の規格なんでしょうね。扱いにくいなぁ。