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小さな宝石箱


カセット(Casseette)は、仏語で小さな宝石箱の意味だそうです。今では我が家にカセットデッキも有りませんが、大切な音源が保存されたテープ数本を所有しています。こうなると本当に小さな宝石箱ですね。もちろん音源はデジタル・アーカイブしています。

1962年にオランダのフィリップス社によって企画(規格)化されて、互換を条件に特許の無償公開により普及した物です。1972年?からラジカセ、カセットデッキソニー社のウォークマン、カーステとともに育ってきたので、想い出はいっぱいあります。作られた当時(1962年)に録音されたテープが、今でも問題なく音がでるとのこと、我が家でも1970年代に録音された物が、それほど劣化しないで音が聞こえるのはすごいですね。デジタルのCDやCD-Rが劣化で聞くことが出来ない物が大量に出ていますが、アナログの底力を感じました。

写真一番左が、僕が現在所有してるカセットのモノラル録再機です。アナログの便利な所は、録音ボタンを押せば、即録音出来るところです。(間違って大切な音の上から録音する機能もアナログならではのアナクロな機能も付いています)つまりメモにはとても便利なのですが、こいつをいつも持ち歩くのはねぇ、ということで自宅待機になっています。ラジオ番組で松任谷由実さんが、街中で思いついたアイディアを、片隅によって、昔はカセットに今はデジタルレコーダにぼそぼそとつぶやいて記録してるそうです。クレイジーケンバンド横山剣さんが、車で走りながら、思いついた歌詞をレコーダーに吹き込んで出来たのが「タイガー&ドラゴン」というのも有名な話。デジタルのレコーダーは便利なのですが、まず誤操作防止のホールド装置を外し、立ち上げ、少しして録音OKとなります。僕も一台所有していますが(写真真ん中)この立ち上げ時間にいらいらしています。

胸ポケに、スマートフォンiPhone3GS 写真右)を入れているのだから、メモするなら、それを使えばいいのですが、いまいち使いこなせていない。元々付いているボイスメモや、アプリのEvernoteも入れているのですがねぇ。これなら立ち上げの儀式が少なく、すぐにメモできるのですが・・・。あとは慣れですなぁ。だんだん歳をとって新しい物が使えなくなりつつあります(汗)。