音楽と映像とガジェットの四方山話

アラ還おじさん趣味の四方山話Blog

録音機材遍歴

正直これほどまで簡単にマルチトラック録音ができるようになるとは、数年前まで想像ができませんでした。いままで多くのライブ録音や、アマチュア音楽を配布したりCD化するため、友人と録音にたづさわってきました。ほとんどが2チャンネルの一発撮り。まっライブだからいいのですが。マルチトラックレコーダーは長い間のあこがれでしたね。
まずは小学生の時、ラジカセからスタート。あこがれはデンスケでした(笑)。ナショナル(現パナソニック)マックFFとSONYのスタジオ1980だったかな?この2台でピンポン録音したこともあります。
カセットデッキの時代になり2チャンネルのステレオになりました。中道研究所のデッキDT-500とアイワの(型番不明)デッキがありました。この2台でピンポン録音したこともあります。
生まれて初めてのデジタル録音体験は、ミキサーにつないだ、SONYの家庭用AD/CとDA/C一体型機器で、ベータマックスにつなぎ14ビットでプロのジャズメンの演奏を録音。ビデオテープなのですが、画像部分に信号を入れるため音声しか録音できません。平行して僕らのアナログ録音。たぶん最終的にはこちらの音源が使われたとおもいます。
VHSのHi-Fi音声がカセットよりも良いぞとのことで、VHSのデッキ2台にミキサーから音声を送り録音(1台はバックアップ)。映像は面倒なのでなし。カセットと違いひっくり返す手間もない、長時間まるまる録音OK。ライブで重宝しました。あとでカセットに落とすのだけど。
ティアックから発売されたカセットの4tr機で、始めて自己のバンドのマルチトラックレコーディングをする。演奏一発撮り2trに、ボーカル、コーラスの一発撮り1tr、リードギター1trを足すだけのことでした(笑)。カセットの規格を変えないと言っていた開発元であるオランダのフィリップスという電球屋さんの特許が切れたため、このような独自規格がうまれたのでした。
DATが登場(DATが出た翌年にCD-DAが発売)VHSともおさらばとなりました。これも2台をミキサーにつなぎ1台はバックアップ用。デジタル録音なのですが、配布はカセットテープという時代が長く続きました。
CD-Rとレコーダーが発売(マランツより80万円台)
生CD-R、1枚なんと3,000円
レコーダーはプレイヤーも兼ね19インチラックマウント可能、AD/CとDA/Cは当然内蔵。マイクアンプも内蔵、SCSI(スカジ端子)装備PCに接続可能
友人と半分づつだして買おうかと相談、もう少しまつことに。二年ほどしたらPC内蔵のCD-Rが3万円程度になった。買わなくて良かった(ホッ)。
長い間DATで録音、マスタリング、CD-RまたはCDプレスの時代が続く。
マスタリングの時、音をよくするためリールツウリール(オープンリール)に一度アナログ録音してテープヒスを追加、これがデジタルのディザ効果を生むのか、音が良くなる?なんて、、、。いまでも使われている手法ですが、プロのマスタリングスタジオでは、スチューダ社のA80などが使われるが、こちらは金欠アマチュア、スチューダ社の民政機ブランド、ルボックス(REVOX) A77 テレコを中古で入手。でも結局マスタリングには使わないで、古いテープのデジタルアーカイブに活躍。  しかし、、、ある日煙が出てきてさようならとなった。
赤井電機のHDD内蔵マルチトラックレコーダー(HDDレコーダーとミキサーが合体したもの)PCより扱いが簡単なため、いまだに活躍中。リールツウリールの4tr、8tr、16trをすっ飛ばしADATも横目で見、一気にこれになったのです。ライブでも結構録音しましたよ。あとで音量のバランスを調整できるので便利。あたりまえか。
赤井の機械を使って演奏や歌を録音していた子も、いまPCとデジデザインのプロツールスを持っている人のところで録音。そうなるんだろうなぁ。あとあと便利だし。
現在は、EDIROL (by Roland) R-09HR というコンパクトなレコーダーを使って毎週録音してます。写真はこいつです。まっ本格的な録音じゃないので。あとMACをパワーアップしたので、今後は、マルチ化して使う予定です。プロツールス? いえいえたぶんLOGIC になると思います。