音楽と映像とガジェットの四方山話

アラ還おじさん趣味の四方山話Blog

ライブとサプライズ

シンガーソングライターの岩渕まことさんが、昨日の「歌声ペトラ関西」のために大阪に来ることが決まった段階から、じゃあ次の日に神戸でライブを準備するから、そこで歌ってもらおうと、友人のジェルさんが計画をたてました。チラシから宣伝、会場の準備、当日の食事のことまで、奥さんや息子さん、娘さん、果ては娘さんのアルバイト先まで巻き込んでのライブの準備となりました。
僕は、PAをしながら、記録用のビデオを回しました。それほど神経をつかわない様に、演奏者の方で色々調整してくださったので、半分お客さんとして楽しむ事ができました。ライブは、主催者の知人といいますか仕事仲間がメインのお客さん。どうしてもその人達に、自分を勇気づけてくれた歌を作り歌っている岩渕まことさんの歌を聴かせたいとの思いで企画したライブです。
岩渕まことさんの、生き様といいますか通ってきたところの話を間に挟みながら、コロムビア時代の曲、ミクタム時代の曲、再びソロになってからの曲、口に筆をくわえて詩画を書かれる星野富弘さんとのコラボのアルバムからの曲と多彩な内容で、楽しいひとときをすごしました。
ライブが終わった後、スタッフ(駆り出された家族と友人たち)と岩渕まことさんだけになった時にサプライズのスタート! 岩渕まことさんは、昔NHK仙台のFMでディスクジョッキーをしていて、「岩渕まことの獣(けもの)ジョッキー」というコーナーで、リスナーから送られてくる詩に即興で曲を付けることをしていたそうです。最初、話を聞いた時は信じられなかったのですが、あるとき壁に掛けてあるギターを手に取り、目の前で話している僕たちの会話に、即興でメロディーをつけていくのにびっくりました。余談ですが、このコーナーを引き継いだ、さとう宗幸さんが、丁寧にリスナーの詩に応えていくなかで出来た曲が「青葉城恋歌」だそうです。ジェルさんは岩渕まことさんのその才能をしっていたので、無理なお願いを遠慮もしないでしました。奥さんと知人の女性が今日誕生日なので、二人のために詩を書き、それをその場で渡して歌ってもらう約束をしていたそうです。「みんな聞いて僕が書いた詩」といってみんなが耳を澄ませると、二人への感謝とお祝いの歌詞が歌われました。本人たちはびっくり! 最高のサプライズになりました。僕もちょっとウルウルしそうになりました。
しかし、すごい才能ですね。このあたりの事はご本人のエッセイ集にもありますので、ごらんくださいませ。

気分は各駅停車

気分は各駅停車

  • 作者:岩渕 まこと
  • 発売日: 2009/03/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)