音楽と映像とガジェットの四方山話

アラ還おじさん趣味の四方山話Blog

BCL

結構はまると、どんどん極めたくなる性格なので、入口の所で自分でも予防線を張ってしまうのです。はまり具合には大きく三段階あると思います。

  1. 趣味 小遣いの範囲で楽しむ遊び
  2. 道楽 家族の迷惑を考えないで、いや家族まで巻き込んで、いやそれ以外にも迷惑をかける遊び
  3. 極道 家にお金を入れない、家族を顧みない、借金までつくり家族を悲惨な目にあわせる遊び

できましたら、2番までは行ってみたい気はあります。

はまらなくて良かった物に

  1. ビデオゲーム これは何となく想像がつきますよね。おかげさまでWiiPS3も全然使えません。
  2. BCL 今回は、こいつの話です。

BCLは、Broadcasting Listeningの略語で、世界中の短波を聴取することです。1973年頃に大ブームとなり、友人たちがこぞってソニースカイセンサーや、ナショナルのクーガーという受信機を購入していきました。欧米諸国では大人の趣味でったそうですが、日本では圧倒的に中高生のカルチャーでした。「だめだめ絶対にはまったらいけない、鉄道模型にまわすお金が無くなる」と自主規制。
BLCを強烈なブームにするために作用したベリカード収集があります。これは聴取者が各放送局に受信報告書を送ると、放送局のサービスとして発行される受信確認のカードなんです。海外から送られてくるので、はまっている人はかなり集めていました。その数年前に、ライダースナックを買うと付いてくる、ライダーカードの収集ブームもありましたが、「田宮の模型に回すお金がなくなる、仮面ライダーよりも円谷プロウルトラマン・シリーズ方のが良い」と自分をいい聞かせて自主規制したものでした。
その当時の中高生がおじさんになって、当時の機械を中古で求めたりし、静かなブームのようですね。もしあのとき手を出していたら、形から入るのが好きな僕は、部屋の一部をシャック(受信機や周辺機器を置く自分の基地、主婦の砦「台所」に近いような感じ)を作り、電波を受けるアンテナを張り巡らし、受けるだけではおもしろくないので、電波を発信する側になるために、アマチュア無線に手をだし、シャックに設置する固定機だけでなく、モービル(車に取り付けるタイプ)、ハンディーまで購入。機材はふくれあがり、散財といえない額のお金が消えていったでしょう。はまらなくて良かった、自主規制して良かったといまでも思っています。
でも、心の片隅でウルトラセブンのウルトラ警備隊の秘密基地、ウルトラマン科学特捜隊・日本支部サンダーバード国際救助隊の秘密基地、あんなのがほしいなぁと思っています。
秘密基地ではありませんが、どこかに部屋をかりて、奥さんとは別の女性を囲う人もいます。これは良く似ているようで、全然ちがいます。リスクの大きさ、かかる金額は計り知れないものがあります。この火遊びは、どちらの家庭もつぶしてしまう恐ろしいものです。ぜったいに手をださないようにしましょう。知人で大やけどをした人います。